初めまして、Canaryと言います。
記念すべきこのブログの1投稿目は、今日にすると決めていました!
本日2023年3月23日は、今年のラマダンが始まった日です!
今回は、ラマダンについて記事を書きたいと思います。
ラマダンとは?
ラマダンとは、イスラム教徒が毎年1回、約1か月間行う断食のことです。
と言っても、1か月間一切飲み食いができないわけではなく、太陽が出ている間だけ断食を行います。
つまり、朝の日の出から夜の日の入りまで断食を行い、日が落ちたら食事をします。
ラマダンを行う理由
なぜ、ムスリム(イスラム教徒)は断食を行うのか?
私が知っているだけでも、3つ理由があります。
断食中は、人間の欲望の一つである食欲を我慢する必要があります。
日頃はお腹が空いたらいつでも食べられますが、断食中はひたすら我慢です。
欲望を抑える訓練をすることによって、自制心が鍛えられ、理性で物事を考えられるようになります。
生まれた時からムスリムの夫は、もう慣れっこでまったく辛そうではありません(笑)
自制心を鍛えることで、よりよい人間に近づき、自分のことだけでなく、広い心で他者のことまで考えられるようになります。
ありがたいことに、日本に住んでいると食べ物があることは当たり前のようになっていますが、世界にはまだ貧しい人たちがいます。
断食をすることで、身をもって彼らの気持ちを理解し、少しでも彼らに救いの手をのばそうと思えるようになります。
また、日が落ちてからようやく食事にありつけた時にはそれまでよりも更に「食」に対するありがたみを実感し、感謝の気持ちが生まれます。
食事をすると、胃や腸などの内臓が働き、身体中のエネルギーは消化をすることに使われます。
1日3食(プラス間食も…)食べていると、起きている間はほぼずっと内臓は動いています。
日が出ている間だけでも断食すれば、時期にもよりますが約14時間内臓を休ませることができます。
(朝の4時から夜の6時まで断食した場合)
断食中にエネルギーが必要になった身体は、蓄積されていた余分な栄養分や、古い細胞を分解し新しく生まれ変わるのです!
オートファジーと似たような原理ですね。
いいことづくしのラマダン
ただ断食をするだけではなく、ラマダン中はムスリムにとっていいことづくしです。
例えば、義務の一つである礼拝をラマダン期間中にすると、通常よりも何倍もポイントアップされます!(笑)
ポイントをたくさん貯めれば貯めるほど、来世の世界がもっとよいものになると言われています。
ラマダン期間中はムスリムにとってボーナスタイムです。
また、世界中のムスリムが断食を行っているため、一体感が生まれ、繋がっているような感覚にもなります。
今の時代はSNSなどもあるので、さらに繋がりやすくなっています。
世界中のムスリムのイフタ―ルの写真を見るのが私は好きです(@ ̄ρ ̄@)
イフタ―ル…日没直後にする食事。
海外のイフタ―ルはとても豪華でおいしそうです!!
私がムスリムになったのは去年の4月なので、今回のラマダンは私にとって2回目です。
去年は初回だったので苦戦しましたが、今年はもう少しラクに取り組めそうな気がします。
かんばります(^^)/