日本人の私がムスリマになるまで ⑩最終話

ピンクの雲と三日月

長くなりましたが、日本生まれ日本育ちの私がどのようにしてムスリマ(イスラム教徒)になったのか、のお話の最終話です。

まだ前回のお話(        )を読んでいない方はそちらからどうぞ。




前回までのあらすじ…

エムディと距離を置くことになった後も、出会う人出会う人とエムディを比べ、「やっぱり違う」と感じます。

以前住んでいた場所に戻ってきた私はエムディとの物理的距離がなくなり、いつでも会える距離になりました。

そんな時、私は実家を出なくてはいけなくなり、家なし子になった私はエムディに助けを求め、家が見つかるまで一緒に住まわせてもらうことになりました。




やっぱりこの人

危機的状況をエムディに助けてもらい、私は彼に対してとても感謝していました。

そして、そばにいると以前付き合っていたときのような大切に想う気持ちが戻ってきました。

(イスラム教が私にとっての大きな壁でしたが、エムディに対する気持ちがなくなって離れたわけではなかったので…)

さらにこの時の私は結婚願望がとても強くあり、そんな時に以前本気で結婚したいと思っていた人が目の前にいて…

付き合っていないのに私は急に、

「結婚しよう」

と頭で考えるよりも先に言っていました。


(はい、いわゆる逆プロポーズです。 しかもサプライズもなんもない、とてもシンプルな…笑)


彼は急な展開についていけていない様子でしたが、なぜ私がこのようなことを言ったのか説明し、

「じゃあ結婚しよう」

と言ってくれました。



最終的に入信への背中をおしたのはコロナだった

以前交際していた時は、入信する勇気がなくてダラダラと交際してしまっていましたが、

コロナウイルスが流行ったことにより、エムディは3か月ごとにコロナビザを更新して日本に滞在していましたが、

更新するたびに「もしかしたら今回は入国管理局にNoと言われ母国へ帰されてしまい、もう彼に会えなくなってしまうかもしれない…」と思っていました。

ですので、今結婚して配偶者ビザをつくって、安心して一緒にいられるようにしたいと思いました。



また、コロナにより世の中がより流動的で不安定になったことで、

イスラム教という、心から信じられるものが欲しいと思ったのももう一つの理由です。

イスラム教のよさは、4年という月日をかけて、エムディを通して、ゆっくりと知っていきました。

普段の私は、わりと行動派でなんでもまずやってみよう!というタイプなのですが宗教に関してはとても時間がかかりました。

ただ、これだけの時間をかけて、ゆっくりと、自分のペースで知ってこれてよかったと思っています。

だからこそムスリマになった今は、後悔なく過ごせています。

まだ完璧なムスリマにはほど遠いですし、日本でイスラム教徒としてやっていくのは日々思考錯誤の連続ですが…。


他にも、普通の日本人同士で結婚する場合は

「妻 と 夫」の関係ですが、

イスラム教徒が結婚する場合は

「妻 と 神様 と 夫」の関係です。

夫婦の間に神様が入ってくれ、神様を喜ばせるために相手に尽くします。

逆に、夫婦のどちらかがよくないことをしたとしても、神様が来世でお仕置きをしてくれます。

ですので必要以上に怒ったりする必要もありません。

私はこの教えにも魅力的に感じました。




おわりに

エムディはイスラム教だからこそ人としての魅了が増していて、イスラム教の彼を好きになったのは

ある意味必然的だったのかなとも思います。

彼から宗教を引いたら彼ではないし、イスラムありきの彼なんだと思っています。


いざ入信するときはとても緊張しましたが、入信した後は、月日が経つにつれてムスリマという新しい自分を受け入れられるようになってきました。


むしろ、勉強会に参加したりするようになり、同じ境遇の方にお会いする機会も増え心強いし、イスラム教のことを知っていくのが楽しいです。


入信前はあんなに悩んでいましたが、今は何の問題もないし、なにしろ「寛容さ」が特徴のこの宗教に助けられています。

初めは完璧にできなくて大丈夫。少しずつ習慣化していければいい。

信仰の度合いは人それぞれだし、全てはアッラーと私個人の関係で、誰も強要はできない。


他にも、学べば学ぶほどイスラムの良さがわかってきたので、また次の機会に書いていきたいと思います!


長々と読んでくださり、ありがとうございました。







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