日本人の私がムスリマになるまで ⑨

ピンクの雲と三日月

前回の更新からだいぶ期間が空いてしまいましたが、

日本生まれ日本育ちの私がどのようにしてムスリマ(イスラム教徒)になったのか、のお話の続きです。

まだ前回のお話(       )を読んでいない方はそちらからどうぞ。



前回までのあらすじ…

宗教とは無縁の普通の日本人に戻り、解放的に感じながらも、以前エムディに教えてもらったイスラムの教えをたまに思い出すようになっていました。

また、自由になったこととは裏腹に、人がこの世を生きる目的に疑問を感じるようになり、この先進んでいくべき方向もよく分からず人生迷子の状態になってしまいました。

それと同時に、コロナウイルスの影響で世の中はさらに不景気になり、未来への不安感が大きくなっていきました。




不安定な世の中になり、揺るぐことのない絶対的なものに頼りたくなる

コロナウイルスのこともありさらに不安定になっていく世の中で、私は心から信じられて安心できる存在が欲しいと思うようになりました。

また、過去の経験から心の依存先の対象は人にしないほうがいいと感じていたので、人以外で考えていました。

人以外、つまり神様です。

私は自分の心の安心のためにも、神様の存在が必要なのかもしれないと思い始めました。



出会いがあっても彼と比べてしまう

その後、さまざまな場所で普通の日本人である異性と関わる機会があっても、エムディとその人を比べては「やっぱり違う」と思っていました。


せっかく宗教から離れたのに、イスラム教とはまた別のわけわからない宗教の話をしている人もいて「もう宗教は勘弁して‥」と思いました(笑)


エムディに教えてもらったイスラム教の決まりごとは、どれもきちんとした理由があってなんだかんだ納得できるところがあったし、私はムスリムではないけれど物事の考え方はムスリムに近いようにもなっていました。


また、私の両親はあまり仲が良いわけではなかったので、その影響もあり私は普通の日本人と結婚することは難しいなと感じていたというのと、

神様を信じていない人より、信じている人のほうがいいとも思いました。


その結果、

・私は、信仰心のない普通の日本人とは結婚できない

・よく分からない宗教の人よりはムスリムの方がいい

と思うようになっていました。




再会

エムディと距離を置くようになってから1年の月日が経ちました。

その間、連絡先を消すことはできず、たまにお互いの近況報告をしていました。

さらに、1年の間に2回引っ越し先まで彼が会いに来てくれ、一緒に観光したりもしました。


そして、新しい土地で気分転換ができすっかり精神が回復した私は、以前住んでいた土地へ戻ってきました。

エムディはいまだにコロナビザを3か月ごとに延長するという不安定な生活をしていましたが、いつでも会える距離でした。


その時私は実家に住んでいたのですが、家庭の事情で家を急に出なければいけなくなり、当時頼れる人がエムディしかいなく、

申し訳ない気持ちを持ちつつも期間限定でエムディの家に住まわせてもらうことになりました。



ー 続く ー




ピンクの雲と三日月 日本人の私がムスリマになるまで ⑩最終話

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