日本人の私がムスリマになるまで ⑦

ピンクの雲と三日月

日本生まれ日本育ちの私がどのようにしてムスリマ(イスラム教徒)になったのか、のお話の続きです。

まだ前回のお話(     )を読んでいない方はそちらからどうぞ。



前回までのあらすじ…

彼と一緒に、イスラム教徒が多いマレーシアへ旅行してきました。

日本にいると馴染みのないイスラム教の文化を実際に体験したことで、偏見がなくなり身近に感じることができ、「イスラム教、いいかもしれない。」と感じることができました。



コロナウイルスの流行

2020年2月、海外から無事に日本へ帰国すると、世間ではコロナウイルスという未知なるウイルスが流行し、混乱を起こし始めていました。

この時、リスクはあったけれどギリギリの滑り込みで海外に行っておいてよかった…と思いました。

また、この次の長期休暇ではずっと憧れていたヨーロッパ(エムディの母国でもあるイギリスや周辺の国)に行こうと思っていたので、その夢が叶う日は遠くなってしまうかもしれない…。行っておけばよかった。と、後悔の気持ちもありました。


この時、エムディは大学の冬休みを利用して海外から日本に来てくれていたのですが、ウイルスの影響により、戻れなくなってしまいました。

ですので、観光ビザで来ていましたが急きょコロナビザ(帰国できない人の為に日本に滞在できるビザ)に変更し、日本でしばらく様子を見ることになりました。


この時、エムディの冬休みの期間だけ短期で家を契約して一緒に住んでいたのですが、契約も終了し今後の状況が読めなかったので私は実家に戻り、エムディはAirbnb(民宿サイト)で一時的な家を探して、別々に住むことになりました。

住む場所は別々でしたが、遠距離恋愛をしている他の国際カップルは会うこともできなかったので、会える距離にいるだけでもありがたい、と思っていました。




先の見えない状況で、気分も落ち込んでくる

この期間は、きっと世界中の人が落ち込んでいましたが、私も落ち込みました。

最初の方は、「働かなくてもお金がもらえて、時間もたくさんあって、普段できなかったことできて最高!」と思っていましたが、ステイホーム、ソーシャルディスタンス…など慣れていないことを余儀なく要求される世の中で、終わりも見えず、数か月経ったころにはだいぶ落ち込んでいました。


さらに、コロナが流行しだす少し前から、私は翻訳の仕事をするために学校に通って勉強していたのですが、授業がオンラインになってしまいほぼ家から出ることもなく、課題は調べ物が多く何時間もかかり、講師や同じクラスの人と会えないのでモチベーションも下がり、お金にも余裕がなくなってきて…

本格的にメンタルがやられてきていた私は、

「このままではやばい…!住む場所を大きく変えて気分転換が必要だ」

と感じ、翻訳の勉強を区切りがいいところで一旦中断し、大幅な引っ越しをすることにしました。

引っ越し先は同じ国内ですが、その時住んでいたエリアから数時間かかる場所でした。

エムディに相談すると、多分一緒に来れるとのことだったので、引っ越すことにしました。



しかし、私が移動することが確定されてから、エムディはビザの関係もあり来れなくなってしまいました。


では私が行くのをやめるという選択肢もありましたが、住む土地を変えて気分転換しないと危ないくらいの状態だったので、自分を守るためにも移動することにしました。

そしてそのまま、私は一人で引っ越しをすることになり、国内での遠距離生活が始まりました。




ー 続く ー


ピンクの雲と三日月日本人の私がムスリマになるまで ⑧

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