日本人の私がムスリマになるまで ⑥

ピンクの雲と三日月

日本生まれ日本育ちの私がどのようにしてムスリマ(イスラム教徒)になったのか、のお話の続きです。

まだ前回のお話(    )を読んでいない方はそちらからどうぞ。




前回までのあらすじ…

私はどの神様を信じているのか自分と向き合ってみたところ、一神教であるイスラム教かキリスト教に近いのかなと思いました。

キリスト教徒でもムスリムの男性と結婚できるようなので、ハードルが低そうなキリスト教にしようかとも思いましたが、いざ結婚生活を始めたら同じ宗教の方が現実的にやっていきやすいだろうなと思い、やはりもし入るのならイスラム教だなと思いました。

イスラム教に入信するためには、「アッラーを唯一神として信じること」と「預言者ムハンマド(彼にアッラーの祝福と平安あれ)が神の使徒であると信じること」の二つが必要条件だと聞き、一つめはこの段階ではクリアできそうでしたが、二つめは知識不足もありまだ信じられず、入信の準備はできていませんでした。


イスラム教徒が多い国へ旅行することに

私もエムディも、旅行することが好きで国内旅行をよくしていたのですが、海外にも行こうという流れになり、エムディがマレーシアに行きたいといっていたので、マレーシア&シンガポールに旅行に行くことになりました。

…このときはすでに出会ってから1年半の月日が経っていました。

具体的な結婚の話は出ていましたが、イスラム教への入信も含め実際に結婚する覚悟はまだできておらず、話はまた流れていきました。


2020年2月、『中国で流行のウイルスが…』というニュースが流れ始めていたころ、少し躊躇しましたがせっかく仕事の長期休暇の許可をもらっていたので、マスクをして除菌シートと空気除菌スプレーをもって、勢いでマレーシアとシンガポールに行きました!



最初はシンガポール。

初めて行ったのですが、噂通り豪華な雰囲気が漂う国でした。


ここではイスラム教のことはそこまで意識せず、普通に海外旅行を楽しみました。

シンガポール
シンガポール
ビリヤニ
初めて食べたビリヤニ。現地感がよかったです!
エムディは手を使って上手に食べていました。




そして、そのままマレーシアへ移動。

マレーシアとシンガポールは隣り合っていますが、全然違う雰囲気でした。


まず、ヒジャブをしている人がとても多くいて、していない人の方が目立っていました。

私はこの時まだイスラム教徒ではありませんでしたが、周りの人がみな着けていて私も着けたくなり、ここで初ヒジャブに挑戦してみることにしました。

ヒジャブはもっていなかったので、現地のお店で購入し、店員さんに巻き方を教えてもらいました。

初めてのヒジャブに、なんだかワクワクしました。

マレーシアでは周りに着けている人が多かったので、なにも違和感なく着けていられました。


シンガポールと比べるとマレーシアはイスラーム色が強く、外からアザーン(お祈りの時間を知らせるアナウンス)も聞こえてきていました。


イスラム教徒が多い国に来て感じたこと

今回、イスラム教徒が多い国に実際に来てみて、国が変わるだけで宗教への向き合い方も全然違うんだなぁと思いました。

日本で「宗教に入っている」というと偏見の目で見られてしまいがちですが、宗教が身近にある国ではそれが当たり前で、日々の生活の一部になっているんだなぁと感じました。


例えば、マレーシアではモスクにも入ってみたのですが、みな熱心にお祈りをしていました。

モスクの中は人が多いのにとても静かで、心が安らかになるのを感じました。



日本では探すのが難しいハラル料理店もたくさんあり、いつも日本での食事に葛藤していた私たちは、たくさんの選択肢の中から選ぶことができました。

(私はイスラム教徒ではありませんでしたが、エムディといるときはハラルの食事をするようになっていました。)


ヒジャブも、日本にいたときは抵抗がありましたが、周りの人が当たり前のように着けていると私も抵抗がなくなり、すんなり着けていられました。



日本にいたときは知識ばかりであまりイスラームに対する現実味がなかったのですが、

実際に現地に行ってみて自分がその文化を体験すると、偏見がなくなり身近に感じることができ、「イスラム教、いいかもしれない。」と感じることができました。



そして、無事に日本へ帰国。

世間は、コロナウイルスという未知なるウイルスの流行に戸惑い始めた頃でした…




ー 続く ー



ピンクの雲と三日月日本人の私がムスリマになるまで ⑦

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